ものすごいものを見つけました!現代の日商簿記検定の問題からしたら大御所中の大御所!!
今、何回??135回、次は136回とかですよね。その第1回の問題はどのようなものなのか、、、見つけてきました。1954年11月21日に実施された本試験問題はこれだッ!!
第1回日商簿記初級(今で言うところの3級)
昔は初級とか呼ばれてたんですね。昭和29年って…多分みなさん誰も生まれてないよね。
(本試験問題)
一応、著作権とかあるので、一部だけ引用(汚くて見えませんが)
論点としては、特殊商品、商品有高帳、残高試算表などが出題されていました。現在の本試験とあまり変わらない内容ですね。
第1回日商簿記中級(今で言うところの2級)
(本試験問題)
第1問の仕訳問題は、今と違って3問だけしかありません。問題論点は純資産や損益に対する影響額算定とか、今の2級の問題とは全く雰囲気が異なります。全体として現在の2級より難しい感じです!!
第8回日商簿記上級(今で言うところの1級)
上級(1級)に関しては第1回本試験が見つけられませんでした(´Д`。)
聞くところによると当初、上級試験だけは地方の商工会議所でしか実施されていなかったとか。
ということで、発見できた最も古い第8回本試験問題。
実は、これ写っているのは商業簿記と会計学の問題全容です。
これで制限時間1時間半ですよ!?クソ簡単そうじゃん!少なくとも30分くらいで全部解けそうなボリュームw
商業簿記は、当時の会計基準なので何ともいえませんが、メチャクチャ簡単そうです!!(現在の2級レベル)
会計学は、『当期業績主義の損益計算書は、包括主義のものと比較して何が除外されているか?その除外されている理由は何ですか?』っていう問のみ。
THE理論って感じですね。解答は手に入っていません。まぁ考えてみてください。正直、今の1級試験よりはるかに合格しやすそうだと思いました。
いかがでしたか??原点中の原点はある意味、趣きがありますね。
おそらくこれらの回の簿記検定ホルダー(超センパイ)は、もう70,80代になられているでしょう。超センパイの誰かコメントくれないかなぁw
引用元:『明解簿記』(国元書房)
この国元書房という出版社は簿記関係書籍のパイオニアといえるだろう。かなり権威のある簿記関係書籍ばかりなので、興味のある人はチェックしてみてください。
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