退職給付ワークシート基本

使用問題
(1)前期末における退職給付債務及び年金資産は320,000千円及び260,000千円である。
(2)前期末における未認識数理計算上の差異は14,840千円(借方差異)であり,×2年度に発生したものである。また,前期末における未認識過去勤務費用は22,440千円(貸方差異)であり,×3年度に発生したものである。
(3)退職給付債務計算の割引率は年4%であり,年金資産の長期期待運用収益率は年2%である。

(4)当期の勤務費用は11,300千円である。

(5)退職年金基金への掛金拠出額は5,900千円であり,退職年金基金からの退職年金支払額は9,600千円であった。また,退職一時金の支払額は2,500千円であった。
(6)数理計算上の差異は,発生年度の翌年から15年にわたり定額法で費用処理する。
(7)過去勤務費用は,発生年度から12年にわたり定額法で費用処理する。
(8)当期末における退職給付債務の実際額は332,000千円であり,年金資産の公正評価額は262,000千円であった。
答え
退職給付費用:17,920千円
退職給付引当金:77,120千円
現金預金のマイナス:8,400千円

退職給付ワークシート基本の簡単な解説など

有名な退職給付のによる解法です。これは特に解説の必要もないでしょう。この手順通り書いていけばほぼすべての問題が解けます。差異の発生の時期や貸借の違いで多少書き方が変わりますが、これが基本形です。

括弧をつけている金額は貸方を表しますが、ワークシートの場合の括弧は何につけるのか覚えてしまってもいいでしょう。毎回のように同じです。

これ何が良いかと言うと退職給付に関係する「現金預金のマイナス」まで、この表からとれるという点です。

なお、この解き方で算出するのは個別会計上の退職給付です。連結会計上では、これで導きだした退職給付引当金に連結修正仕訳で修正したものを『退職給付にかかる負債』という勘定で計上するということに注意しましょう。

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