日商簿記の問題は使い回し!?

日商の試験委員

 試験委員とは?多くの難関試験では”試験委員”といわれる問題作成者が存在します。会計士試験、税理士試験、司法試験など、公式サイトに実名が公開されていることが多いです。試験委員は多くの場合、学者さん、教授、実務家の偉い人などが担っておられるようです。

では日商簿記の試験委員は誰か?実は公表されていません。有名な○×先生という噂はありますが、本当のところはわからないのです。というか本当に試験委員にあたる人がいて、本試験問題を作成しているかも怪しいところです。

これも不確かな情報によりますが、試験委員であるどっかの大学教授は助手に問題を作成させているとか…

過去問題の使い回し

特に日商簿記3級と2級の過去問をいくつか見ればわかるのですが、ほとんどが明らかに使いまわしています。1級もうまく改変して流用している可能性が高いですね。

レイアウトから文章構造、論点まで、ほとんど同じ問題に見えるものが多いです。すべての金額をX倍して、商店名や会社名を変更、会計年度を変更するだけで新しい問題に変わりますから。実のところ、当サイトでも独自の問題を作成する場合、このような手法を使って作問しています。

もし本当に過去問を流用して金額等を等倍するだけで作問しているとしても、よく考えたら至極当然の行為なんです。2級や3級の論点は限られていて、毎回全く異なる問題を作成するほうが至難の技ですし、なにより、誤植(回答不能問題など)を出してしまったら、年間数十万人が受験する日商簿記だけに、只事じゃ済まされない。そのため、過去に出題した問題をうまく使いまわすことで誤植のリスクを抑え、低コストで作問しようとするわけです。

真の作問者は誰?

 これは憶測であり、うわさ情報ですが、簿記2級、3級は日本商工会議所の専任の事務員とかが作成していると考えられます。なぜなら、明らかに金額を変えただけの使い回し問題がほとんどなのに、お偉い教授の方がそんな作業するわけないですから。また、事務員に作問させたほうが低予算でできます。

一方、1級はある程度ゼロから作問、または過去問を大幅に改変して作問しているようなので、ちょっと手間はかかるでしょう。ただし、有名でお忙しい試験委員の先生がそんなめんどくさい仕事をしているとは思えません。うわさ通り、助手にやらせていると予想されます。そうなると、やはり過去問を使い回しをしているんじゃないかと思われます。

過去問の重要性

上記の考えは、ほぼ確定的と思っておりますが(特に2級、3級に関して)、もし事実であれば、やはり過去問を回すという勉強法は最も効果的だということです。だって、作問の直接的な元ネタを解きまくるということですから、半分カンニングに近いと言えます。正直なところ簿記2級3級は過去問だけ解いて受かるんじゃないかと思うくらいです。もちろん簿記1級においても過去問演習は非常に重要です。

過去問を解きまくりましょう!

この記事は憶測による部分が含まれています。ご注意ください。

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