今回は包括利益の解き方について。皆さんはどう解いていますか?私の解き方も同様だと思いますが、すべての問題を楽勝で解ける一律的な解法を書きたいと思います。悩み無用ッ!

包括利益が出題された場合の、主な回答部分は、

  • ①少数株主損益調整前当期純利益
  • ②その他の包括利益(組替調整も含む)
  • ③親会社株主、少数株主に係る包括利益(内訳)

 

となります。その中で配点がくると予想されるのは、②と③ですよね。①は、総合問題だとして、これが合っている場合、ほぼ満点ということですから。会計学の個別問題なら、①は既に資料で与えられている可能性が高いと思います。

その他の包括利益の解き方

では、ますは②から。

その他有価証券を保有していることを前提に書きます。

【パターン1:その他有価証券を売却していない場合】

この場合は簡単ですよね。期首と期末のストックの差がそのまま、その他の包括利益になりますから!

(例)A株式を前期期首に100で取得、前期末時価200、当期末時価300

この場合、前期その他の包括利益は100、当期その他の包括利益は100です。

【パターン2:その他有価証券を売却した場合】

前回も書きましたが、包括利益は連結上で出てくるものです。そのため、ちょっと難しいですが、子会社が保有するその他有価証券を売却した場合で解説します。これは会計士の問題ですが、日商簿記でも出題される可能性はあります。これぐらいが解けたら十分と思います。

その他包括利益

×3年度末の包括利益計算書を作成すると以下のようになります。

その他包括利益

緑でかこった17,500は、その他の包括利益の発生額なので、先ほどと同じく、売却分も含めたストックの差額で求めます。

【最も新しい時価(49,500+33,000)ー 2年度末の時価65,000】

で求めます。

次に、青でかこった△9,000は、上のうちP/Lで認識されたフローを表します。

【売却価額33,000ー簿価24,000=9,000(P/L売却益)】※簿価は再振替しているので26,000ではないことに注意

組替調整額は、『益』→『△』、『損』→『+』になります。

つまり、P/Lにのっている数字をそのまま写して符号を逆にするだけです!これで、その他の包括利益は終了(税効果があれば掛けるだけ)どんな問題もこの手順で解けます!

そして、②で計算したその他の包括利益と①を合計すると×3年度包括利益が算定できます!!クッソ簡単でしょ??

③に関しては、もっと楽勝に計算できます。包括利益3を参考にしてください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

第145回日商簿記検定まで
あと( 234 日オーバー!)日
ページ上部へ戻る