【日商簿記】独学と通学どっちが良い?

独学と通学

日商簿記検定を目指す場合、独学か通学(またはweb通信)どちらがいいのか?当サイトでその簡単な比較をしたページがありますが、本当のところどうなのか。

まず日商簿記3級〜1級すべてにおいて独学で合格することは絶対にできます!これは自信を持って言えます。このサイトを管理しているメンバーはみんな独学で1級まで合格していますし。

簿記2級・3級の場合

確実に言えるのは、簿記2級と3級は独学で大丈夫です。というか費用の面を考えると独学の方が間違いなくBestな判断でしょう。

2級や3級はほんとに“パターン”出題なんです。つまり、出題形式や論点があらかじめ決まっていてその中からいくつか出題されるというものです。そして、その“パターン”は市販の教材にバッチリほぼ全て載ってます。だから市販教材や過去問を自分で解いてれば合格できるんです!

また、簿記の論点に関して特に理論的な理解を問われることもないため、無駄に詳しくなる必要もない。

例題
売買目的有価証券を期末に時価評価して評価損益を計上する理由を述べよ。

このような問題は絶対出題されないので、合格だけを考えるなら簿記の仕訳や手続きを覚えることが一番大切。テキストに書いていることが全てです。だから学校に通って講師の方にあれこれ質問する意味もあまりないというか…

→テキストオススメランキングへ

通学のメリット

 では、簿記2級や3級では通学するメリットがないのか?強いて言うならモチベーション維持のためでしょう。「勉強が嫌で嫌で仕方が無い」という人にとっては、独学よりは強制感があるのでモチベーション維持に役立つかもってことです。

とはいえ、学校へ来ることを強制されるわけではないので、ダルくなって通わなくなる人も結構います。正直、独学の方が楽に、かつ安価に合格できるので通学のメリットは少ないでしょう。

簿記1級の場合

簿記1級の場合はちょっと難しい判断となりますが、私としてはどちらかというと独学をオススメします。

理由は以下の3つです。

  1. 1級となると専門学校等の受講料がかなり高い(10万円前後)
  2. 最近の市販教材は独学でもなんとか理解できるように作られている
  3. 学校で使われるテキストは市販テキストと同じなので通学に特別感は少ない

誰だってできればあまりお金をかけずに合格したいものです。

しかし大きな懸念点もあります。まず、1級ではかなり理解に苦しむ論点も含まれますので、やっぱり質問できる先生がいた方が絶対良いのは確か。また、勉強期間がそこそこ長く(通常数ヶ月〜1年以上)、独学ではモチベーションの維持が難しい

でもなぜここでは独学をオススメするのかというと、日商簿記1級を目指す人は多くの場合、“その先”を見越していますよね?(そうでない人もいるでしょうが)つまり”税理士試験の受験資格のため“、や”公認会計士試験の登竜門“としてとか、そういう人が多いはずです。これらの上位試験は日商簿記検定なんて比べ物にならないほどの難しさです。

そのため、日商簿記1級の段階から自分で理解し、自分で頑張り自分でモチベを維持ということに慣れていた方が絶対良いはず。こういうストイックなスキルが無い人は、税理士試験や会計士試験にはなかなか合格できませんから。

とはいっても現段階で自信がない人は”独学”に固執せず、通学して合格を目指すのもアリだとは思います。

まとめ

  • 簿記2級、3級はほとんどの場合独学の方が良い
  • 簿記1級は、”勉強に慣れている”or”税理士や会計士を目指している”場合は独学が良い
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