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借越についての例題
This topic contains 5 replies, has 1 voice, and was last updated by meriru 6 years, 2 months ago.
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簿記3日目滝沢ななみさんの「簿記の教科書 日商3級」を読んで簿記の勉強をしているのですが、借越の単元の例題について質問があります。
問題文は以下の通りです。(p.61)
次の各取引について仕訳しなさい。ただし、勘定科目は次の中からもっとも適当と思われるものを選ぶこと。
小口現金
当座預金
当座借越
消耗品費
旅費交通費
雑費
貸付金
受取利息1.得意先に対して¥500,000を貸し付けていたが、本日、利息¥1,000とともに返済を受け、同額の小切手を受け取り、ただちに当座預金口座に預け入れた。なお、現在、当座預金は¥100,000の借越しとなっている。
以上です。模範解答は以下の通りです。
(当座借越) 100,000 (貸付金) 500,000
(当座預金) 401,000 (受取利息) 1,000以上です。私は借方が『(当座借越) 501,000』となると考えました。理由は以下の通りです。
文脈上は「本日、~預け入れた。」の処理は語尾の過去形からも分かるように「現在」既に終わっていることなので、その上でいまだ¥100,000の借越しがあるということになります。つまり、最初に¥601,000の借越しがあり、返済された貸付金の全て(¥501,000)が借越しに充てられるので、「現在」借越しは¥100,000あると解釈しました。
「考え過ぎ・深読みしすぎ」等の曖昧な回答ではなく、納得のいく理由を教えていただければ幸いです。
ニャンともいえニャイこんにちは。
この質問を見て、なるほどと思いました。
たしかに、問題文の「現在、当座預金は¥100,000の借越しとなっている」が、入金の結果そうなったかのようにも読み取れますね。問題文がそのように言っていると思って、仕訳をされたのであれば、借方当座借越501,000で正解です。
要は、国語の問題ですね。問題文がどっちにも読めます。簿記3日目さんは簿記的には間違っていません。
私なんかは、問題を見た瞬間に「借越てる分をけして残りを当座預金で計上するんでしょ」と判断してしまいますね。借越減らすだけの問題なんか出題の意図がよくわからないですから。
ある意味、パターンにとらわれない切り込み方をされてます。国語的に間違っているわけではないし、簿記的にも間違っていない。
しかし、試験的はバツに近いのでしょうね。
借越減らすだけだったらただの仕訳です。当座借越論点を問う問題では無いです。
あそ〜ん面白い思考です!w
おそらくあなたは天才系の人ですねwおっしゃる通りその問題の解答はあなたのように考えるのが妥当言えます。
おそらく、その本が誤植なのか、過去に本試験で同じような文言の出題がされていて、その模範解答が正しいとのコンセンサスがあるのかどちらかでしょうね。
一応無理やり模範解答を妥当と考えるパターンはなくはないです。
当座預金口座にキャッシュではなく小切手で預け入れた場合、他行間や遠方の銀行間の小切手取引なら、残高に反映されるのに数営業日かかることもあるらしいです。同行間でもリアルタイムでない場合も。つまり「本日、預け入れた」=「現在は本日である(1営業日も経過していない)」まだ他行からの引き落としを受けていないから反映されていない。と考えれば…
しかしその辺りの指示もないので、悪問ですね。
あなたはそのように考えられるのであれば、十分に理解しているということですよ!頭いいですね!
そんな悪問にとらわれる必要はありません。試験で同じような文言の出題にであったらその模範解答で回答するべきかと思いますが。
簿記3日目>ニャンともいえニャイさん
>あそ〜んさん素早い返事ありがとうございます。
問題出題の意図、リアルタイム性を考えて解答を考えていきたいと思います。このようなひっかけらしき問題や国語の文章的な問題が実際に試験に出るならば対策をしなければいけないなとも考え質問させていただきましたが、そのようなことはないようですね。
大変参考になります、ありがとうございました。
meriru簿記3日目さんが納得された後の回答で、ひょっとしてどなたにも見られることがないかもしれませんが、一応補足です。
偶然同じ簿記の教科書(3級)を今目を通しているのですが、簿記3日目さんが例題とされているので過去問ではないような印象を受けますが、これが掲載されているところは「本試験をみてみよう」というページです。
実際簿記3日目さんが気にされている「なお、現在、当座預金は¥100,000の借越しとなっている。」の文言は第122回の第1問で出題されています。(TACではない他社の過去問題集で確認。実際は利息の金額も計算させる問題です。)
今後全く同じ文言の出題可能性は低いのかもしれませんが、過去には出題実績がありますので、一応念頭に置かれていた方がいいかと思いました。
横から失礼いたしました。
meriru連続ですみません・・・。
上記の第122回過去問に掲載としていましたが、全く同じ問題というのではありませんでした。(該当問題は「当座」一勘定しか与えられておらず、簿記の教科書と全く同じ問題とは言えません。)
その結果、当座借越という勘定科目は出てきません。
よく確認せずに投稿してしまいました。重ねて申し訳ありませんでした。
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