日商簿記3級の勉強法・コツ
日商簿記3級は独学で学習されている人が多いと思います。また3級は簿記に対する理解がほとんどなくても合格できます。それこそアウトプット中心で暗記していくのが最も効率的なのです。
また簿記3級は論点があまり多くないので、本試験も過去問の使いまわしがほとんどです。つまり過去問が一番重要な教材なのです。できれば過去5回~10回ほどの過去問を2回以上回して本試験に挑むべきです。大げさに聞こえるかもしれませんが、テキストを一読してあとは過去問だけ解き続けても合格できるほどです。
とはいっても、借方貸方って何?とかP/L・B/Sって何?のレベルでは過去問が一切解けないのでテキストでのインプットは必要です。さらっと雰囲気を掴むくらいでもいいかもしれません。
第1問だけでなく、試算表や精算表など3級は「どれだけ仕訳が書けるか」にかかっています。実は簿記3級に受かるために覚えるべき仕訳は50~100パターンしかありません。大学受験で覚える英単語が数千語といわれており、それに比べるとはるかに苦労はいりません。ただ単に暗記しましょう。理解は後でついてきます。
伝票などの特殊な論点も過去問と問題集に載っているものを繰り返しておけば、問題なく満点をねらえます。要は少しのやる気さえあれば必ず受かる試験だということです。
日商簿記2級の勉強法・コツ
商業簿記に関しては3級と学習方法はあまり変わらないのですが、機械的な暗記だけでは仕訳を切れないこともあります。そのため本支店会計や特殊商品売買などの複雑な論点に関しては”モノ・金の動き”をイメージできるくらいには理解しましょう。
工業簿記に関しては暗記というより「解き慣れ感」にかかっています。算数・数学に似ています。しかしほぼすべてがワンパターン問題であり、理解していなくてもアウトプットをたくさんこなしていれば満点も簡単です。
日商簿記2級の本試験問題は3級と同じく過去問の使いまわしがかなり多いです。そのためやはり過去問をたくさん回すのが合格のコツです。また、イレギュラーな問題にも少しは対応できるように市販の問題集や予想問題集でアウトプットを繰り返していれば確実に合格できます!3周以上繰り返すことを目標にしましょう!
一方、特殊商品・荷為替・本支店会計・標準原価計算などの論点は複雑なので、理解のためのインプットにも力を入れたほうがいいです。
2・3級勉強法まとめ
簿記2級3級は正直、過去問の焼き直しのような問題ばっかりです(過去問使い回し?記事参照)。もしあなたがしっかりと理解した上で受かりたいと思っているなら、じっくりとテキストを読み込んでインプットすることを勧めます。しかし「とにかく過程はどうでもいいから合格したい」というなら、無駄なことはせず過去問を中心に解きまくってテキストで補助的に確認で十分かと思います。論点も形式も毎回同じような出題ですから。
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