138回の本試験問題を見てみました。商会だけ感想を書かせていただきます。
今回はちょっと難易度高めな気がします。というか今回の作問者はなかなかの奇人かと思います。
商業簿記 – ちょっとウザい
まず商業簿記ですが、冒頭で端数処理の指示があります。「その都度千円未満」のあれです。そして関連するのは、貸倒引当金(キャッシュ・フロー見積法)、リース会計、社債と結構多いわけです。
めんどくせーよ。。リース会計に関しては、はじめのリース資産計上額と減価償却とリース債務など、明らかに時間を食うだけの定数計算が多いです。
しかも見慣れない論点があるのがうざいっす。
- 貸倒引当金の過去の誤謬
- リース試験の中途解約
アホみたいに計算がめんどくさいのが多いのに、こんな見慣れない論点を出題するとかドSな人ッ!
とにかく時間かかりそうなボリュームで大変だったかと思います。
会計学 – まぁ普通
会計学の第1問は11カ所の空欄補充問題ですが、a,b,f,g,h,i,j,kは正答すべきかと思います。また、第3問も楽勝なはずです。
問題は第2問ですが、日商簿記の教材では包括利益をガッツリ取り扱っていないのが多いと思いますので、難しいと言えば難しい。。特にS2社株の売却分の為替換算調整勘定の税効果額200がパンチ効いてますわ!これは解けなくても仕方ないかと。
しかしその他有価証券の方は普通に計算すればいけるはずです。P/Lの計上科目を逆にして組替調整に書くだけです。
工業簿記・原価計算はどうでもいいです。いつも通りの変わりばえのない出題でした。
妥当な得点としては、商業簿記17点、会計学18点というところですか…。いかに見慣れない論点を後回しにできるかにかかってますね。難易度は高めの回だったかと思います。しかし個人的には今回は2級の方がキチガイぎみかと思いますが。
てか、今回作問した人は何なの?確かに1級の出題範囲は無限なので、何が出題されても文句言えないのですが、奇をてらいすぎw 対策しづらいでしょ!あり得ないくらい難しいわけではありませんが世の中のテキストに載っていない論点出すのはやめてあげてくれませんかねぇ。まぁ1級っていつもこんなもんか。
日商簿記の受験者数が減少していっているのに、たまにはちょっと簡単なの出したら良いのに。
コメント
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138回 14 14 24 23 75点で合格することができました!
わからないところなど質問に答えていただいてとてもたすかりました。
会計学についてなのですが、おそらく包括利益計算書の数字にはほとんど配点きていないと思われます。知り合いに数字1つもあわせられなかった人がいましたが23点とってました、その人は理論で1つ間違ったといっていたのでw
やはり、みなさんがおっしゃられている通り重要なのは基本論点なのだと痛感しました。
これから私は簿財の勉強をするので、これからもこのサイトにはお世話になると思います。
これからもよろしくお願いいたします!
おめでとうございます!
この調子で税理士試験もクリアしていってください!
お久しぶりです。138回の結果がきましたので報告です。
商 17 会 11 工23 原16 の67点でした。
あと3点…
会計学は自己採点より3点低かったです。
包括利益は繰延ヘッジ以外正解、理論は13問中3問しか正解できずでした。
原価計算基準はノーマークのが出題されて1問しか正解できなかったが痛かったですね。
働きながら学習期間3ヶ月でここまで取れました。
現在は5月短答を目指して勉強してます。簿記財表管理は全ての講義を消化し、企業法を始めてます。
今後もお世話になると思いますが、よろしくお願いします。
もうちょっとだったんですね。。残念です。
会計士の勉強をはじめてれば、既に日商簿記1級レベルは超えていると思うので気にする必要はありません。
5月短答まで頑張ってください!!