管理会計、原価計算の分野でEVAとか割引CF法による企業価値の算定がありますが、あれに関して管理会計、経営学がいかにバカバカしいかという話があります。
有名な問題点ですが、私は結構こういうのが好きなんです。
(簡単な例)
A社の翌期以降の予想キャッシュ・フロー
1年目 | 100 |
2年目 | 200 |
3年目 | 300 |
- 4年目以降は3年目のCFが永続すると仮定する。
- 加重平均資本コストは5%である。
- その他の情報は無視して、割引CF法により企業価値を算定しなさい。
この場合、翌期以降のキャッシュ・フローを割り引いて企業の価値を出しますが、
計算式としては次のようになります。
4年目以降の割引価値は、たしか無限等比数列?ていう数学のやつで求めます。つまり、CF300の無限年分を1.05のn乗で3年目まで割り戻した合計額を現在まで割り戻します。(これうろ覚えですw)
まぁ、こういう風に企業価値や事業の価値を計算する問題が出題されるわけですが、バカバカしすぎて笑っちゃうでしょ?w
まず、1年目〜3年目までのCFを予測するのは難しい。至難の業!でもこれは100歩譲って、良いとして、
「4年目以降は3年目のCFが永続すると仮定する。」
ププッ、どえらい仮定をおきますねぇ!
それどころか、次のような問題も出題されます。
「4年目以降は3年目のCFが永久成長率2%で成長すると仮定する。」
いやいやいや〜、神様かッ!
3年目までのCFを予測するのですら難しいのに、4年目から1兆年目以上まで『仮定』といって強引に予測に含めるのって、アホかぁ!!
先ほどの例で考えると、
1年目〜3年目までの割引現在価値:536
4年目以降の割引現在価値:5,183
このように、4年目以降の価値が大半を占めるんです!!こんなわけのわからないクソみたいな仮定による金額がほとんどになるんです!!
ちなみに、「4年目以降2%で成長する」の仮定で計算すると、
企業価値:26,451
になります。酷すぎる….この計算、、現実の世界では無意味以外の何ものでもないッ!!
妥当しそうな企業は、マクドナルドか?wコカコーラか?w仮にも、「経営学」とか「管理会計」とかうたっている学問が、現実では役に立ちそうにないことやるなよ!!
こういうのはおとぎ話の大好きな「経済学」にやらせとけッ!!
試験に出るから皆さんは学習しないといけないわけですが、このような計算は完全フィクションのオ●ニー論点ということを、たまには思い出してみてください。
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