Reply To: 先物取引(委託証拠金差し入れ)の売手側仕訳

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#3319 Reply

あそ〜ん
Keymaster

先物取引は、将来に何かをある値段で買ったり売ったりの取引をいいますが、結局その対象の商品を受け取ることはほとんどありません。(実際にある商品を将来のレートで受渡しするのは先渡取引とかいうみたいです)
つまり、差金決済により売り手も買い手も損益が発生するので、少しは証拠金を金融機関に預けなければいけません。

例えば、1円も持っていない買い手が「3ヶ月後100万円でお米を買う」、売り手は「3ヶ月後100万円でお米を売る」という先物取引がされ、その3ヶ月後にお米の価値が90万円になっていたとします。
このとき実際にお米のやりとりはされません。単に、買い手は10万円の損失、売り手は10万円の利益を計上することになります。
しかし、先物の約束はしたものの買い手は1円も持っていないので払えません。金融機関等も売り手も買い手の10万を取り立てるのめんどくさいですw このようなことにならないために、買い手も売り手も先物取引するためには、証拠金を差し入れないといけないわけです。

要は証拠金は買い手から売り手に支払われるものではなく、どちらも損益額を払うことができるよって示す担保みたいなものです。
だから売り買い関係なく、証拠金を支払う仕訳が行なわれるのです。

ちょっと伝わりにくかったですか?わからなければまた質問してください。
正月は、おしるこをしっかり食べてくださいね笑

第145回日商簿記検定まで
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